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2024.07.26

滋賀の住まいの歴史をたどる「滋賀の家展」

開館40周年を記念してイベント盛りだくさんの夏祭りも



池田隆志+池田貴子Idesign it《和邇のコート・ハウス》2020年撮影:平井広行

JR瀬田駅から車で約10分、広大な敷地に豊かな緑が広がる「びわこ文化公園」に建つ「滋賀県立美術館」。1984年の開館からちょうど40周年を迎えた同館では、7月13日から「滋賀の家展」が開催されています。

1960~80年代、日本を代表するハウスメーカーの工場が多く置かれていた滋賀。また、面積の半分を森林が、6分の1を琵琶湖が占める独自の地形に多様な生活スタイルが根付いている滋賀。そんな滋賀と住まいの関係を、さまざまな角度から紹介する展覧会。

展示は、滋賀県内の立地条件やニュータウン開発、県内に多く置かれた工場とプレハブ住宅の歴史、県内で建築を手がける16組の現代建築家のプロジェクトなど多岐にわたります。建築好きだけでなく、滋賀の暮らしに興味がある人なら見逃せません。

パンフレットや図面、写真だけでなく、原寸大の模型や建材のサンプル、建築家や施主のインタビューなど、立体物や映像も駆使したバラエティ豊かな内容も見どころ。さらに前庭とファサード近くには、実際に中に入ってくつろげる建築物も登場! 我が家づくりの参考にもできそうです。

自由に家を描くことができるワークショップコーナーのほか、8月25日と9月22日には、小中学生とその保護者向けに展覧会鑑賞と創作体験がセットになったワークショップ「たいけんびじゅつかん」(事前申込制)も開かれます。

また8月26日には、40周年記念イベント「40th Bitthday 美術館で夏祭り! ~朝から晩まで県美にどぼん」が開かれます。アートやもの作りの楽しさに触れられるワークショップやライブステージ、ナイトミュージアムも開催予定。キッチンカーも登場します。親子の夏の思い出作りに足を運んでみては。


畑友洋《大津の家》2016年 撮影:矢野紀行


ガラス張りの開放的なエントランスには、ミュージアムショップやカフェも併設(撮影:大竹央祐)


2021年にリニューアルした美術館。「びわこ文化公園」内にはビオトープや茶室なども点在(撮影:大竹央祐)

<営業データ>
住所/大津市瀬田南大萱町1740-1
電話/077-543-2111
営業時間/9:30~17:00(最終入場16:30)
料金/大人1,200円、高大生800円、小中生600円
休館日/月曜(祝休日の場合は翌日)
駐車場/約340台(びわこ文化公園駐車場)



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