2023.04.14

駅近の隠れ家で味わう近江牛の炭火焼きランチセット「肉とワイン Jinen」

JR大津駅北口から徒歩約3分、飲食店が立ち並ぶJR線路沿いの細い路地を抜けた先にまるで隠れ家のような趣の一軒の古民家が立っています。それが、料理人御用達として知られる南草津の精肉店「サカエヤ」から仕入れる牛肉などの炭火焼きが味わえる「肉とワイン Jinen」です。

オープンは2020年9月。大の肉好きワイン好きというオーナーの村上肇さんが腕をふるうこのレストランのランチは週3日のみの営業で、開店するやいなやあっという間に満席となるほどの人気です。お昼の看板メニュー「炭火焼きランチセット」は、メインの肉料理にサラダやカレー、デザートが付いたお得なコース仕立て。メインの肉は、厳選ポークロース・近江牛モモ・経産牛熟成ロースの3種から選びます。

骨付きで取り寄せる肉をその場で切り出し、40～50分ほどかけてじっくり炭火で焼き上げます。「炭火も調味料のひとつ」という考えから炭火焼きにこだわる村上さん。調理には紀州備長炭を用います。そして食べやすいサイズに切り分けられた肉は、同じく炭火焼きにした旬の野菜とともにウッドプレートで提供。写真は「近江牛モモ」（5500円）と「厳選ポークロース」（3800円）の各1人前の盛り合わせ。「肉そのもののおいしさを楽しんでもらいたい」と、味付けはフランス・ゲランドの塩のみでシンプルに。

厚みがあり外はガリッと中はジューシーな肉を頬張れば、噛むたびに口の中に広がる濃厚な肉の旨味を炭の香りとゲランドの塩が引き立て、思わず夢中で食べ進めてしまいます。添えられた紫大根やブロッコリーといった季節で変わる野菜の甘みも存分に堪能できます。

締めにはスパイスカレーが登場。「近江牛の牛すじカレー」と「ほうき鶏のチキンカレー」の2種から選びます。牛すじカレーは、たっぷりの近江牛のすじ肉、淡路産玉ネギから溶け出した旨味でコクがあり、マイルドな口当たり。チキンカレーは鳥取県大山産のほうき鶏と国産オレンジが好相性のさっぱりスパイシーな味わい。カレーだけでオーダーする人も多い人気の品です。この「炭火焼きランチセット」は事前予約制。自分へのご褒美や記念日といった大切な日のランチに訪れたい一軒です。



コースの料金に300円プラスすれば、カレー2種のあいがけも可能

 



柱や梁のほか、間取りの一部に古民家の趣が残る店内

 



焼杉を使った真っ黒な外観と立て看板を目印に

 

＜営業データ＞

住所／大津市梅林1-2-20

電話／077-526-7884

営業時間／11:30～14:00（LO13:30） ※ランチタイムは金・土・日曜営業、17:00～22:00 ※月・火・金・土・日曜営業(予約制)

定休日／水・木曜

駐車場／なし


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