2022.10.28

珠玉の本格派お茶スイーツにフルーツ大福も！「宇治川餅 大津店」

美しい色と自然の風味で、みんなが大好きな抹茶スイーツ。その素材になる抹茶の「旬」は、実は晩秋だとご存じでしたか？　一般に緑茶の「新茶」と言えば初夏ですが、抹茶の場合は、新茶の収穫後半年ほど熟成させた茶葉を使うことで、抹茶本来の風味や香りを引き出すのだそう。その熟成が終わり、新しい茶葉の抹茶が登場するのが10月末頃なのです。

旬を迎えた抹茶を、スイーツでたっぷり味わいたい方にぜひオススメしたいのが、京阪南滋賀駅の近くで営む宇治川餅 大津店（うじがわもち おおつてん）です。昔懐かしい雰囲気の住宅街の中に、ポツリと佇む和風の店構え。数人も入れば一杯の小さな店頭ですが、ショーケースをじっくり見ていくと、抹茶・ほうじ茶を使った和洋のスイーツがてんこ盛り！

抹茶の本場・宇治で親戚が営む宇治川餅からのれん分けし、この地で創業したのは1977（昭和52）年。それだけに、お茶の使いこなしにはこだわりが光ります。現在では、お菓子に合わせて8種もの抹茶を組み合わせ使い分けているそう。そんな本格派抹茶スイーツの中でもぜひ味わいたいのが、茶席でも用いられる上質な抹茶を、1個につき薄茶1杯分も贅沢に使った宇治抹茶の大福（180円）です。中のあんは、目を奪うような深く鮮やかな緑色。口に運べば、お茶の香りと旨みが一杯に広がり、しっかりとした渋みが後味を引き締めてくれる濃厚な味！　伝家の二度蒸し製法でしっとりなめらかに仕上げた看板商品の茶団子（バラ1本50円〜、包装品6本388円〜）と並び、まず試したい逸品です。

他にも店頭には、コーンスターチと寒天でとろ〜り滑らかに仕上げたぷりんやしっとりとした食感のガトーショコラをはじめ、わらび餅にフィナンシェ、テリーヌ、生チョコ、スノーボールクッキー、ソフトクリームにラテ……と、工夫をこらしたお茶スイーツがバリエーション豊富に並びます。小麦粉不使用で、アレルギーのある人も楽しめる洋菓子が多いのもうれしいポイント。

そしてもう一つ注目したいのが、現在の二代目当主の代から力を入れているフルーツ大福（200円〜300円）。季節に合わせ、宮崎完熟マンゴー・メロン・パイン・マスカット・いちじく・桃・はっさく・みかん……と豊富な果物が店頭を賑わせる中、11月後半には、他府県のファンも訪れるという大人気のあまおう大福（300円）が登場し始めます。滋賀県産羽二重糯を使ったなめらかな餅＆やさしい甘みの白あんと、大福に最適な硬さ・甘み・酸味を追及し、契約農家から直送される新鮮なあまおうの組み合わせは、まさに和スイーツの王道。同店を訪ねてみるなら、お茶も苺も旬を迎えるこの時期がイチ押しです！

 



ぷりん、生チョコ、ガトーショコラ、テリーヌなど、抹茶スイーツの数々。香り高いほうじ茶バージョンもオススメ

 



季節替わりのフルーツ大福。果汁と白あんが絶妙コンビのみかん大福は冬期の定番人気

 



のぼりと看板が目印の、志賀小学校裏に位置する小さな店舗。駐車場は店の前を通って左奥へ

 

＜営業データ＞

住所／大津市南志賀1-5-34

電話／077-524-1536

営業時間／9:00～16:00

定休日／火曜日、水曜日

駐車場／2台



 

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