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2024.12.27

色とりどりの極上マカロン「FUSE」


2022年12月、大津・島の関にオープンした「FUSE」。2012年に開催された「トップ・オブ・パティシエ実技大会」で優勝し、翌年に日本代表としてアジア大会に出場、優勝を飾った経歴を持つ、布施文彦さんがオーナーパティシエを務めるマカロンとショコラの専門店です。

店に入るとまず目に飛び込んでくるのが、ショーケースの中で、まるでジュエリーのように色とりどりに輝くマカロン(1個340円)です。そしてその奥には、オープンキッチンでさっそうとお菓子作りに取り組む布施さんの姿も。パティシエの長年の技術と知識、時間を注ぎ込みながら、目の前で生み出されていくマカロンに期待が高まります。

まず試したいのは、店名を冠したスペシャリテ「FUSE」。口に運ぶと、サクッ、フワッと心地よい食感の生地の中から驚くほどなめらかなフィリングが現れ、コーヒー・チョコレート・マカダミアの香りと味が層になって広がります。実はこれは「トップ・オブ・パティシエ実技大会」で優勝したケーキをマカロンで再現したものだそう。マカロンのイメージががらりと変わること間違いなしのおいしさです。

「FUSE」は、お店のテーマカラーの青と黄色、グレーで仕上げられた不思議な彩りも特徴。あえて見た目では味わいが想像できないところに、「どんな味?」と楽しみながら味わって欲しいという遊び心が込められています。「ケーキは飾るフルーツで季節感を表現できますが、マカロンはそうはいきません。それだけに色にはこだわります」と布施さん。ほかにも、旬の果実は皮ごと使って香りも生かすなど、生菓子とは違う世界だからこその工夫が光ります。

ホテルやレストランで15年にわたって腕を磨き、満を持して独立した布施さん。得意のケーキではなくマカロンをメインに据えたのは、「こんなにもおいしいお菓子なのに、日本ではまだ十分に評価されていない気がしてもったいない。そんな状況を変えられたら」という思いが根底にあるのだそう。

店頭に並ぶフレーバーは全12種ですが、1か月ごとに3種ずつ新作と入れ替わっていくので、イベントの特別バージョンなども含めると年間で約50種類が登場します。また夏にはジェラートもお目見え。すぐそばのなぎさ公園のベンチで、琵琶湖を見ながらデザートタイムが楽しめます。
訪れるたびに、どれにしようか迷うこと間違いなし。うれしい悩みがつきないお店です。


マカロンをアレンジした、ほろほろ食感の「マカロネージュ」(400円)。味はバニラ、ほうじ茶など5種


ショーケースに、色とりどりのマカロンがずらりと並ぶ様子は壮観!


スタッフの仲の良さもFUSEの特徴。中央がオーナーパティシエの布施さん

<営業データ>
住所/大津市島の関12-11
電話/なし
営業時間/11:00~18:00
定休日/日曜~水曜 ※年始の営業はInstagramで要確認
駐車場/




「FUSE」のInstagramは☞コチラ

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