2023.07.28

石山寺ゆかりの餅のトッピングがうれしい限定かき氷「叶 匠壽庵」

瀬田川のほとりに佇む、奈良時代創建の古刹・石山寺。その東大門の目の前に、茶寮を備えた店を構えるのが「叶 匠壽庵 石山寺店」です。

大津を代表する和菓子舗として知られ、各地に店を構える叶 匠壽庵ですが、実は石山寺店だけの名物が。それが石山寺の由来にちなんだ「石餅」です。白とヨモギのねじり餅の上に、石山寺の硅灰石(けいかいせき）に見立てた小豆がのせられた、名店の実力を感じる素朴なお菓子。そして5月中旬から9月下旬には、その石餅がのった「石餅かき氷（抹茶／みぞれ）」（各600円）も期間限定で登場します。

ふわりとした食感の氷にモチモチと歯ごたえの良い餅、そしてかき氷専用にサラリと炊き上げた小豆がたっぷりかけられ、食べごたえも満点のこのかき氷。なかでも、甘さ控えめの小豆とほろ苦く濃厚な抹茶のシロップが絶妙に溶け合う「抹茶」が人気です。

そしてもう一つ見逃せないのが、期間限定のかき氷ラインナップに2020年より新たに加わった「若紫」（600円）。紫式部が石山寺で『源氏物語』の着想を得たと言われることにちなみ、『源氏物語』のヒロインの一人・紫の上をイメージした氷です。

最初は青色の氷に、別添えのレモンシロップをかけるとたちまち紫色に変化！ これは、鮮やかな青に発色するマメ科のハーブ・バタフライピーの性質を生かしたもので、レモンの酸に反応して色が変わるそう。さらに氷の中には濃い目のマンゴーピュレも隠され、食べ進めるにつれ、爽やかなレモンと濃厚なマンゴーのハーモニーが楽しめます。

大河ドラマの舞台としても、今後さらに注目を集めそうな石山寺。夏の暑さを癒す氷スイーツを求めて、一足先に出かけてみては。



色の変化で『源氏物語』に登場する女性・紫の上の成長を表現しているそう



石山寺の正門・東大門前に佇む小さな茶屋のような風情のお店



16席の喫茶スペースのほか、和菓子が購入できる店舗が隣接

 

＜営業データ＞

住所／大津市石山寺1-576-3

電話／077-534-6331

営業時間／10:00〜16:30（LO16:00）

定休日／水曜（祝日を除く）

駐車場／140台 ※石山寺観光駐車場（有料）



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