Smile Kouei 通信SMILE KOUEI NEWS
2019.12.06
蔵書は4,000冊! 週末限定の絵本カフェ
心安らぐ空間で物語の世界にひたる
「むあ文庫」
絵本は、何度も大切に読み返したいと思えるものだけを厳選
京阪坂本比叡山口駅から徒歩数分。石積みに囲まれた家々が建ち並ぶの住宅街の一角に、土・日曜日しか開店しない、隠れ家のようなカフェ「むあ文庫」があります。その名前が示すように、カフェの隣の庭先には文庫が建てられており、中には絵本や児童文学書がなんと4,000冊も揃っています。
この文庫が作られたのは1993(平成5)年。店主・岸本麦さんのご両親が子どものためにと開設し、毎週第2土曜日に一般開放されていました。それから約25年後の2017(平成29)年、子どもだけでなく大人も絵本を読みながらゆっくりお茶が楽しめるようにと、カフェスペースを新たに併設し再オープン。カフェを利用すれば、文庫内の蔵書は誰でも読むことができ、気に入った本があればカフェに持ち込むことも可能です。カフェ内には、畳の部屋も用意されており、自宅のようにリラックスしながら読書ができるとあって、地元はもちろん、遠方から訪れる人も多いとか。
カフェには、滋賀県産の小麦粉や無農薬の野菜、有機栽培の果物などを使った季節ごとに変わるメニューが揃います。12月は、甘くてスパイシーな「チャイ」(650円)や、クリームチーズと一緒に食べる「人参と胡桃のケーキ」(400円)などがラインナップ予定。
またカフェ内には、「新しい本に出会うきっかけに」と、3〜4か月ごとに変わるテーマをもとに、文庫の中より厳選した本が並べられています。12月のテーマは「冒険する物語」。まるで物語の世界から飛び出してきたようなかわいらしいカフェに足を運んで、新しい物語に出会ってみてはいかがですか。
カフェでは、庭で採れる果実を使った焼き菓子などが味わえる
甘く煮出したスパイシーな「チャイ」(650円)は季節限定
文庫とカフェを行き来する際は、庭の景色も楽しんで
[データ]
むあ文庫
住所/大津市坂本6-2-33