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2018.03.02

文明開化の薫りに包まれて、極上のお花見を楽しむ

琵琶湖疏水を遊覧するクルーズ
「びわ湖疏水船」



▲琵琶湖疏水沿いに続く桜並木のトンネルは、圧巻の一言
 厳しかった寒さもやわらぎ始め、春のきざしが感じられる季節になりました。今年のお花見の計画はもうたてていますか? 神社やお寺、近所の公園などで楽しむのもいいけれど、今年は少し趣向を変えて、船の上からのお花見はいかがですか。
 琵琶湖と京都を結ぶ水路「琵琶湖疏水」は、明治時代の完成以降、多くの舟が行き交い、京都の発展を支えてきました。桜や紅葉の名所としても知られ、毎年春と秋には大勢の観光客で賑わう琵琶湖疏水で、今年の3月より67年ぶりに観光船「びわ湖疏水船」が運航されます。
 舟は、京阪三井寺駅から徒歩約2分の大津乗下船場から山科を経由して蹴上まで、片道7.8kmを約55分間かけてゆっくりと進みます。まずは、水位を調整する大津閘門(こうもん)を通り、桜のトンネルが続く大津下船場へ。乗船後に水路の脇に続く桜並木を舟の上からも眺めることができます。その後いくつものトンネルを通って舟は進みますが、各トンネルの入口に掲げられた「扁額(へんがく)」と呼ばれる石の額を見逃さないで。伊藤博文や山県有朋など、明治を代表する政治家が揮毫(きごう)したもので、見どころの一つです。ほかにも片山東熊が手掛けたレンガ造りのポンプ室など、明治時代の名残を感じる建築も残されています。
 国の史跡に指定され、近代化産業遺産にも認定されている「琵琶湖疏水」。この春は明治時代の偉業を感じながら、のんびり桜を愛でてみませんか。
※揮毫・・・毛筆で何か言葉や文章を書くこと

▲山科の安朱橋付近では桜と菜の花の競演が楽しめる

▲第一トンネル東口洞門が前方に構える大津乗下船場

▲京都御所に防火用の水を送る役割を果たした旧御所水道ポンプ室
データ
『びわ湖疏水船』
場所/びわ湖疏水(大津市~京都市蹴上 間)




営業期間/2018年3月29日(木)~5月28日(月)、10月6日(土)~11月28日(水)
運航ダイヤ/大津発(下り便):9:00・9:15・12:25・12:45、蹴上発(上り便):10:45・11:05・14:10・14:30
料金/通常期(月・水・金曜)4,000円、繁忙期(土・日曜・祝日)5,000円、トップ期(桜や紅葉シーズン・大型連休など)8,000円
※運航日・乗船料金など詳細についてはびわ湖疏水船の公式サイトでご確認ください
※大人・小人同額。3歳未満は保護者の膝の上での同席に限り無料
駐車場/なし
問い合わせ/075-365-7768(びわ湖疏水船受付事務局[JTB西日本 京都支店内])
びわ湖疏水船のHPは▶ こちら

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