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2019.02.01

普段見ることのできない貴重なひな人形が勢揃い


人形の雅な笑顔に癒される
「坂本ひな人形展」



おひな様の優雅な微笑みに心奪われそう
 寒さも本格的になり、湖からの風も厳しさを増す2月。まだまだ防寒着は手放せないけれど、季節を少し先取りし、春の穏やかさが感じられるイベントをご紹介します。
 2月15日から3月3日まで、坂本地区にある「西教寺」「旧竹林院」「公人屋敷」の3会場で、普段は見ることができない昔のひな人形が展示される「坂本ひな人形展」が開催されます。
 全国に450以上の末寺を持つ天台真盛宗の総本山であり、2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公・明智光秀にもゆかりの深い「西教寺」では、人形供養のために全国各地より寄せられたひな人形の中から、供養をしたあとに選び残された、江戸時代から現在までのひな人形が展示されます。
 「旧竹林院」は、比叡山延暦寺の高僧の隠居所だった元里坊。主屋からは、国指定の名勝に選ばれている庭園が眺められます。ひな人形と名庭の優雅な組み合わせをじっくり観賞してください。
 延暦寺の僧侶でありながら妻帯・帯刀が許された公人(くにん)が住んでいた「公人屋敷」では、明治・大正期のひな人形のほか、珍しい「立ち雛」などが展示されます。また、会場では地元の人から提供された坂本銭、明智家ゆかりの品などの展示も。
 雅やかなひな人形を観賞したあとは、西教寺の「ひな御前」(2,160円・要予約)で昼食を。イベント開催期間限定で作られる色鮮やかなお膳は、精進料理ということもありヘルシーで女性に人気。SNS映えすること間違いなしです。
 3か所での同時開催となって5年目という「坂本ひな人形展」。華やかな早春を彩るイベントに足を運んでみて。

会場には、江戸時代以降のひな人形が並ぶ

開催最終日の3月3日に人形供養法楽が行われる西教寺

広さ約3,300平方メートルの庭園を持つ旧竹林院

大津市指定文化財に指定されている公人屋敷
[データ]
坂本ひな人形展
住所/西教寺(大津市坂本5-13-1)、旧竹林院(大津市坂本5-2-13)、公人屋敷(大津市坂本6-27-10)




開催日/2019年2月15日(金)~3月3日(日)※旧竹林院と公人屋敷は2月18・25日休館
開催時間/9:00~17:00
料金/西教寺 500円、旧竹林院 320円、公人屋敷 100円(いずれも大人料金)
駐車場/西教寺 50台、旧竹林院 10台
問い合わせ/077-578-6565(坂本観光協会)
坂本観光協会のHPは▶ こちら

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